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Glaejaでウィジェットを作ってみる、その2

前回の記事からの続きです。

前回は、Glaejaとはどんなアプリかという簡単な説明を、
実際にウィジェットを作る基本手順を踏みながら、紹介しました。
今回は、Glaejaを使いこなすに避けては通れない
「エスケープキャラクタ」というものの解説をします。

そんではいってみよう

ホーム画面にGlaejaのウィジェットを設置してください。
前回のものを流用してもいいけれど、おさらいを兼ねて、
改めて新規に設置するところからやってみようぜ。

この、おさらいを兼ねてってのは意外と大事よ。
Glaejaでウィジェットを作るのって、書くのも考えるのも、
数学的というかプログラミング的な部分が大きいですが、
算数苦手だったからって絶対にできないわけじゃない。
それはド文系のわたしが保証します。単純な反復練習で意外と身に付くもんよ。


閑話休題。編集画面を開く。
すると、既にサンプルとしてテキストレイヤーが1つできています。

前回は華麗にスルーでサクッと削除したレイヤーですが、
今回はこれを注意してよく見てみる。
分かりやすいように、例によって、フォントサイズと色は変えました。



何かお気付きではないですか

前回は、「new」と書けば「new」と、「かなかな」と書けば「かなかな」と、



素直に表示されていたのに、今回は不思議なことに、
表示文字列には「$HH:mm$ #P'%'#」と書かれているのに
プレビューは「$HH:mm$ #P'%'#」ではない…。

と、大袈裟な紹介をしましたが、なんのことはない、
これこそがエスケープキャラクタです。

改めて、エスケープキャラクタとは

『Glaeja』のレイヤー設定項目において入力された文字列は、 通常の記述方法であればそのままの形で描画エンジンに解釈されますが、この「エスケープキャラクタ」を用いた記述の場合には、その内容が解析され別の文字列に展開されてから描画エンジンに解釈されます。

引用元:BANANAWANI MICOM. CULB: [Glaeja] エスケープキャラクタ解説と一覧


作者サイトの文章での解説だと難しそうに思えますが、
併せて実際の画面を見てみるとなんなく理解できるであろう。



上のスクリーンショットを撮ったのは、10時50分で、バッテリ充電率は99%だった。

「エスケープキャラクタ」の1つである「$」を使うことによって、
このときの携帯の状態を読み出して、
表示文字列の「$HH:mm$」の部分を「10:50」に、
同じく「#P'%'#」 の部分を「99%」に、
自動的に変換! そして展開して表示! できる、というわけ。

エスケープキャラクタで表示できる内容はいろいろあります。
時計やカレンダーや、充電率や電波情報、そして天気予報など。
一覧は作者サイトorefolderさん作のPDFファイルなどを参照のこと。

エスケープキャラクタにはルールがある

ところで、エスケープキャラクタの使い方にはいくつかルールがあります。
非常に大雑把且つ強引な論法になりますが、がんばって説明してみる。

例として、もう一度「$HH:mm$」→「10:50」を見てみよう。
展開前と展開後とをよーく見比べてみると、
「$」と「$」で囲まれた「HH」は「10」(時)に展開され、
「:」は特に変わらずそのまま「:」、
そして「mm」は「50」(分)に展開されていることが分かるだろう。

つまり、なんらかの文字を「$」で囲んでやると、
時計っぽい内容に展開されるわけだ。

でも、どうしてHは大文字でmは小文字、しかも2文字ずつなんだろう?
「$h:M$」と変えてみると、どうなるだろうか。



ありゃ。なんだか分かんなくなった。
まあ、でも、ステータスバー右上の時計と照らし合わせると、
1はきっと午後1時の1。しかし9はどこからやってきたのか。

んーじゃあ、いったい何を「$」で囲んでやればいいんだ。
全く唐突に、「$kanakana$」って書くとどうなるんだろう?



なんにも表示されないね。
では、ぐぐっと縮めて、「$ka$」だとどうなる?



なんか表示されましたが、これもさっき同様、なんのことだか分からんね。
まあ、でも、ステータスバー右上の時計と照らし合わせると、
「k」は「13」に、「a」は「PM」に、
それぞれ展開されたんだろうなあと推測できるだろう。

つまり! 強引にここまでのまとめ!

囲む文字にも囲まれる文字列にも、それなりのルールがあるのです。
下の画面は作者サイトの一部をスクリーンショット撮影したものですが、



  1. カレンダー関連の情報は「$」というエスケープキャラクタで囲むこと!
  2. そして、例えば「a」という記号を「$」で囲むと、「午前か午後か」を表示します!
  3. 変換表にない文字は、基本的にはそのまま表示しますが、
  4. 場合によっちゃエラーとしてまるごと表示されなかったりします!
と、定められているわけ。

これを踏まえて、上で試したものを思い出してみよう。

「$h:M$」が「1:9」になっちゃってたのは、

「12時間表記の時」「:」「月」と展開されたから。

つまり、Hとhとか、HHとhhとか、
mとMとmmとMMとかは、それぞれ全然違う情報を示す記号なわけね。
謎だった9ってのは、9月の9だったわけだ。

ちなみに、「M」は「9」と表示されましたが、
「MMM」なら「Sep」、「MMMM」なら「September」と表示される。
このように、同じ記号でも、重ねることで変化するものもあるので、注意。

そして、「:」がそのまま表示されているのは、変換はしないけど、
カレンダー情報に展開する「$」の中では、そのまま表示される文字だから。

「$kanakana$」が何も表示されなかったのは、

「n」が、変換されず、しかも「$」の中ではエラーになって、
文章がまるごと表示されなくなる文字だから。

「$ka$」が 「13PM」になってたのは、

「24時間表記の時」「午前午後」と展開されたから。

ハァハァ疲れた。くどい説明でしたが、
エスケープキャラクタの仕組みと、
それで囲まれる記号にはルールがあるということ、
お分かりいただけただろうか?
くど過ぎてよけいにややこしくなっちゃってたらごめんなさいな…。

例外の単一引用符

さて、くどいと言いつつ、もう1つ説明しとかなきゃいけないことがある。
それは単一引用符「'」について。
パソコンのキーボードでは、Shiftを押しながら数字の7を押すと出てくるやつだ。

単一引用符「 ' 」は、エスケープキャラクタとして機能する文字で、これに囲まれた文字列は「一切の解析・展開を受けずそのまま出力」される、という「無変換」系エスケープキャラクタです。

引用元:BANANAWANI MICOM. CULB: [Glaeja] エスケープキャラクタ解説と一覧


作者サイトからの引用です。

いっちばん最初の、サンプルとして作られていたレイヤーを思い出してみよう。



ここの「#P'%'#」という記述。
「#」はバッテリ情報を展開するエスケープキャラクタ、「P」は充電率を示す記号、
あれ? じゃあ「'%'」はなんでしょう。
「#」で囲まれているのに特に何も変換されていない。

実は、この単一引用符で囲んだ部分は、
変換・展開されずにそのまま表示されるのです。

なんだけど、ここで、作者サイトの、「#」:バッテリー情報分類一覧を見てみよう。
バッテリ情報に変換される記号として挙げられているのは、
G、H、l、P、s、S、T、t、v、Vだけ。元々「%」なんて含まれてないよ。

同じ結果を出すにも、いろんな書き方ができる

んー、じゃあ、「#P'%'#」じゃなくて、
単一引用符を使わず、「#P%#」と書いてみたらどうなるだろう?



答え。こうなります。
なんだ。この場合は、単一引用符、使っても使わなくても同じじゃん。
「$HH:mm$」のコロンがそのまま表示されたのと一緒ですね。
特に何も変換されていない。

するといったい単一引用符ってのはなんのために使うのか。
そのヒントは、下のスクリーンショットの中にある。



「#'P is 'P#」と書いても、「P is #P#」と書いても、
結果は同じになってるね。

つまりですね、同じ結果を出すにも、その人の考え方や構文の複雑さによって、
どう書くのが一番分かりやすいか、シンプルに書けるか、変わってくる。
そのためには、単一引用符の使用が不可欠となってくるわけです。

まーぶっちゃけ初心者のうちは

素直に1つずつ、変換したい部分だけを囲んでいけばいいと思う。
それでも心配なら、さらに、
変換したくない部分はその都度「'」で囲めば確実。



なぜなら、どの文字がどう変換されるか把握ができていないだろうから。
予想外のところで変な展開がされると、
自分でも分かってなくて困っちゃうんですよ。

でも、慣れてきたら、囲むのは最小限で済ませるとカッコいい。



最初のと結果は同じだけど、
表示文字列がずいぶん短くなってエレガントじゃないっスか?

最初のは、1文節ずつ
「ここはバッテリ情報」
「ここはピリオド」
「ここはバッテリ情(略)」
「ここはピリ(略)」
「なんだよ! ここも結局はバッテリ情報かよ!」
と読んでいかなきゃいけないが、

短くすると、
「このブロックはバッテリ情報について書かれてる。
その中をピリオドで区切ってある。」と、一目瞭然。

また、デザイン的に、顔文字を使いたいことなんかもあるかもしれない。
まあ、例によって、1つずつ囲んで書けばいいんだけども、



ちょっと長いんで短くエレガントに済ませようとカッコつけたら、



うおおなんだこりゃ。そうか、「v」は電圧を表しちゃうんですね。



1つずつ囲んだのと同じ結果になりました。
且つ、初めと終わりの「#」をパッと見ると、
ここはバッテリ関連の情報が書かれたブロックだったな!
と、把握もしやすい。というわけ。


というわけで、単一引用符を使う理由は、(多分)こんな感じ。

サラッと流せる話題かもしれないんですが
こんだけ力を入れて長々と説明したのは、
そういう、ブロックごとにシンプルに組み立てるものの考え方が、
のちのち、凝っていて複雑なウィジェットを作りたくなったときに、
きっと役立つと感じたからだ。

初めはコピペ、そして一覧へ―

とは言え、膨大な数のエスケープキャラクタを使いこなすのは難しい。
エスケープキャラクタ自体は7種類ですが、
囲まれる記号はものすごくたくさんあるし、
ややこしいルールもいろいろあるし。

ぶっちゃけわたしはまだ全ては理解してない。
というか理解できているもののほうが少ない。
時間を表す「$」に囲まれる中で、Hってのはhourの略で、mってのはminuteの略。
この程度なら覚えるのもわりと簡単だけどね。
「ユリウス通日」とか、いったいなんなんだ。使ったことねえしな。

でも諦めてはいけません。
初心者中の初心者には、既存のものをコピペするという手段があるのだ。
orefolderさんがまとめてくださっている、Glaeja Skins



このスキン一覧の中から、気に入ったものをインポートしてみる。
最初はなるべくシンプルそうなもの、
下のほうにあるfukidashiorangeboxあたりがいいと思う。

で、ホーム画面にウィジェットを設置したら、編集画面をおもむろに開き、
作者サイトorefolderさん作のPDFファイルを首っ引きに探しながら、
この情報はどうやって記述されているのか、照らし合わせて調べていく。

その勉強がめんどくせーから敷居が高いんじゃねーか!
とお思いの方は、次の段階に進んじゃおう。
自分で一からウィジェットを作ってみちゃおう!

こんな言い方をしたら身も蓋もないが
全くの初心者が思い付くウィジェットの内容なんてたかが知れている。
年月日と曜日のカレンダーの横に現在時刻、
その下にバッテリ充電率を表示したい、とか。
内容はごくありきたりでも、代わりにデザインに凝ってみるてのもアリだろう。

そのぐらいなら一覧から目的の項目を探し出すのも簡単だからね。
レイヤーの種類についてなど、ほっとんど説明せずにここまで来たが、
それらも含めて、勉強という意識もなく作業できる。はずだ。はずだ。

そして、実践して慣れるに従って、いろんなアイディアも湧いてくると思う。
そこでさらに次の段階に。

エスケープキャラクタ一覧を眺めて、
この情報はどういうときに使えるのかと考えてみるんでも、
スキン一覧を眺めて、
これは凝ってる!てなものがどう記述されているのか調べるんでも、
フォントサイトや配色サイトを巡って、
内容は単純なままでいいからひたすらデザインを極めるんでも、
そこはそれ、あなたの方向性次第。

次回予告

非常に非常に長い記事となりましたが、
ここまで読んでくださってありがとうございました。
しかしですね。実は。
エスケープキャラクタについてもう1つだけ解説しなければいけないことがあります。

「@...@」という、前方文字置換エスケープキャラクタ、通称かたつむり。
次回の記事は、これについて書こうと思います。
多分まとめるまでに相当の時間がかかると思いますが、がんばります。

拍手[39回]

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Glaejaでウィジェットを作ってみる、その1

前回予告した通り、これから何回かにわたって、
Glaejaの初心者向けチュートリアルを書きます。
ド文系のわたしでも、がんばったらこんなウィジェットを作れたよ!
しり込みしているあなたにも、きっとできるよ!という内容になる予定。

そも、Glaejaとはなんぞや

作者サイトより引用。

『Glaeja』 はカスタマイズ可能な情報表示ウィジェットです。

「日付と時刻 / 天気予報 / バッテリー状態 / RAMとストレージ容量 / 通話とWiFi情報 / 音量情報 / 次回アラーム日時」といった各種情報を、

「テキスト / バー / サークル / ハンド / イメージ」で表現し、

「シャドウ / ミラー / グラデーション / 変形 / 画像合成」のような特殊効果をかけることができます。

引用元:BANANAWANI MICOM. CULB: [Android] Glaeja (ver.4.x)


と、文章での説明だけでは分かりにくいか。
orefolderさんがまとめてくださっている、Glaeja Skinsをご覧ください。
これらのウィジェットは、全てGlaejaを使って作られたものです。



Glaejaとは、ナイスな情報ウィジェットをホーム画面に置きたいとき、
Google Playや各種アプリ紹介サイトで探してインストールするのではなく、
自分で好きなものを作っちまえ!ということが実現できるアプリです。

Glaejaの編集画面

しかし、Glaejaのほぼ唯一にして最大の欠点が、ここで大きな壁となって立ちはだかる。
それはズバリ、編集方法がとっつきにくいことである。
例えば、わたしが初めてGlaejaで作った、よつばと!風(?)ウィジェット。



これの編集画面はこんな感じでした。



なるほど、分からん。
「サークル 幅 半径」なんかは、どれかの円を示しているんだろうと推測できるが、
「リッチテキスト 'BAT' #S#」とか。いったいなんなんだ。

つまりですね、Glaejaでウィジェットを作るためには、
写真デコアプリで、スタンプをぺたぺた押していくような感じで、ここに時計!
そして時計の大きさはこのぐらいに2本指でピンチアウト! とかではなく、
ほぼ全てを文章で、それもかなり独特な記法で書いていく必要があるのです。

まーでもここで諦めちゃいけない。
もうちょっとだけがんばってみようぜ。

まずGlaejaをインストールして
お手持ちのAndroidのホーム画面にウィジェットを新規作成してください。
サイズはなんでもいいよ。とりあえずよく使う横4×縦1あたりにしとこうか。



「スキンを選択」というダイアログが出たなら、「デフォルトスキン」を選んでください。
で、ホーム画面に設置されたウィジェットをタップすると、こんな感じの画面になるはず。



福島の注文住宅ってなんだよ。そんなもん買う予定ないよ。
さらに「スキンの編集」をタップすると、こんな感じの画面に。



すでにサンプルとして何かが書かれたレイヤーが作られています。
さっき見た「いったいなんなんだ」的な何かが書かれています。
が、とりあえずそれは無視して、ロングタップから削除してしまおう。

いよいよ編集を始めてみる

改めて「新規追加」をタップ。
まずは単純な文章を表示させてみようと思うので、
一番上の「テキスト」レイヤーを選んでください。
新規追加されたテキストレイヤーをタップすると、こんな感じに。



「表示文字列」に書かれている「'new'」。
上のプレビューの左ちょい上に、これがそのまま「new」と、
灰色の文字でうっすら表示されているのがお分かりだろうか。

先に、分かりやすく文字の色を替えておきますか。
下にスクロールすると、「文字の色」という選択肢があります。
そこをタップして、好きな色に。今回は真っ赤にしてみた。
改めてプレビューを見てみると、文字の色が! 変わった!



そこで「表示文字列」をタップして、中身を好きに書き換えてみる。
プレビューを見てみると、表示文字列が! 変わった!



それ以外の編集項目もいじってみる。
(インストールされていれば)フォントを変えたり、
文字サイズを変えたり、縁取りを付けたり、
水平・垂直位置や傾きを変えたり、いろいろできます。
使わない編集項目は、項目タイトルをタップすると縮めておけるので、便利。



と、Glaejaの基本機能はこんな感じになっております。
なんとなく仕組みが理解できただろうか。

ここまでのまとめ

  1. まず、表示したい内容に沿ったレイヤーを選ぶ。
  2. 表示したい内容を記述する。
  3. フォントや位置や傾きを調整する。
基本的にはこれの繰り返しで、
欲しい情報のパーツと、それを彩るパーツとを組み合わせて、
ウィジェットを作っていきます。

ここでは触れませんでしたが、テキストを表示するにも、
部分ごとにフォントや色を変えられる「リッチテキスト」レイヤー、
複数行にまたがった記述ができる「マルチラインテキスト」レイヤー、など。

また、図形を描きたければ「サークル」レイヤーや「多角形」レイヤー、
さらにそこに効果を付ける「シャドウ」「ミラー」「グラデーション」レイヤー、
などなどなどなど、レイヤーの種類は激しくたくさんあります。

詳しい解説は、作者サイトを参照のこと。
ぶっちゃけわたしはまだ全ては理解してない。
というか理解できているレイヤーのほうが少ない。
パステキストとかスプライトとか、使ったことねえしな。

しかし待てよ、と考えたあなたは、なかなか鋭い。

さて、自分の書いたものをそのまま表示する方法は分かったが、
それでは例えば時計なんかはどうするんだろう。
そのときの時間によって、表示されるべき内容は刻々と変わっていくのだから、
ここで説明した方法だけでは対処できないだろう。

時計のほかにも日付表示とか、よくあるところではバッテリ充電率とか。
そうした、携帯のそのときの状況を自動的に読み出して表示させる記法が
Glaejaにはもちろんちゃんと準備されていまして。

例えば、上で「いったいなんなんだ」と思った「#S#」を覚えているだろうか。
これは実は、充電中なら「charging」、充電がいっぱいなら「full」などと、
バッテリの充放電状態を表示するものなんだな。


次回は、こうした、情報を読み出して表示させるための
「エスケープキャラクタ」について解説していきます。

拍手[115回]

スマホのホーム画面をカスタマイズした

9月の連休はなかなか充実した日々となりました。
別に肉や何かを喰ったわけじゃない。
こしこしとAndroidのホーム画面を作っていたのだ。
こんなんです。ジャジャーン。



ホームアプリはLightning Launcher
そこに、Glaejaで作った情報表示ウィジェットと、
Lightning Launcherの本体機能であるドロワーを開くショートカットのみ。
ものすごーくシンプルですが、自分としてはだいぶ気に入っています。

壁紙は、先日「Cameringo」の効果見本一覧記事を書いたときのもの。
フィルタ一覧の一番上にあるtiramisuがなかなかよかったので
(一番上なのでいつも目についていたので、とも言う)、
それを活かした、且つ、クリアな雰囲気のホーム画面を作りたかったのだった。

ドロワーのショートカットは、たまにスマホの不具合があるので、
念のために、ここからどんなアプリでも起動できるように、と置いた。
画像は、Cameringoでいろんなものをパチパチ試し撮りしていた中の1枚。
色味があまりにもしっくりし過ぎかなあ。
そのうち海か空の写真にでも差し替えようか。


歴代のホーム画面は以下のような感じでした。
とりたてて優れたものではないのですが…。
「自作のホーム画面」というよりも、
「Glaejaで作ったウィジェットを並べたホーム画面」に過ぎないけど。
一応ね。一応。進化(?)の過程として。

初代

どんなんだったっけな。忘れた。スクリーンショットも残っていない。
デフォルトの壁紙に、よく使うショートカットをいくつか適当に並べてたはず。

2代め


いやーん、かーわーいーいー。(そうか?)

上下左右スクロールはナシの、1画面ホームです。
ホームアプリやなんかは何を使ってたっけな…。
ショートカット作成は確かDesktop VisualizeRでした。

上半分は、Glaejaで自作した、時計その他情報表示ウィジェット、
下半分は、音楽プレーヤーウィジェットと、
よく使うショートカットを入れたフォルダ、の、
DVRによってアイコンを差し替えたもの。を並べてある。
よく使うものってのは、例えば、ハートマークは家族への電話ボタン、
「Neoki」はアラームアプリ類、みたいな感じ。

きっかけは2chのホームカスタマイズスレを眺めていて。
自分でもホーム画面なるものを作ってみたくなり、
101Kってのはとにかくかわいい携帯なので、
ひたすらかわいいホーム画面にしたいな、と考えていたときに、
みつばとフォント」を見つけて、これだ!とひらめいたのだった。

そしてさらにかわいさを激増させているWhan-Yen Icon Set
アイコン紹介サイトで見つけたんだったかなあ。作者はRaindropmemoryさん。
この人の作るアイコン大好きだ。なかなか使いこなせないんだけど。

壁紙は拾い物です。どこの誰が作ったものなのかも、もはや分からない。
こうやってブログで再配布(?)してしまうのは著作権侵害だろうなあと思う。
ごめんなさい。

ぶっちゃけとっ散らかっていて全く優れたホームではないのですが
自分で手をかけて作った第1作だということもあり、
それなりに嬉しかった記憶があります。3か月ぐらい使い続けてたかなあ。

3代め


がらっと雰囲気を変えて、少女ファイトホーム。
先代のファンシーさに飽きて作った。

これは左右にスクロールするもの。
スクリーンショットは2画面をくっつけて1枚の画像にしてあります。
ホームアプリはZeam Launcher。その他はDVRとGlaejaだけだったはず。

基本的なコンセプトは2代めと一緒で、
左画面下は情報ウィジェット、右画面下は音楽プレーヤーウィジェット、
そして黒曜谷1年メンバーそれぞれはショートカットになっている。
上のロゴは単なる飾り。一番下の黒曜谷校章はドロワーを呼び出すボタン。

Nihonbashiフォントなるものの存在を知り
次はこれだ!と盛り上がって作ったのですが
これも、というか、これこそ、見事な著作権侵害ですね!
開き直ってしまいますがごめんなさい!

Amazonから書影画像をダウンロードしてきて整形したのだが、
メンバーの背丈を反映させつつ顔の大きさを揃えるのがすごく大変だった。
でもこれは楽しい作業だったな。
練は主人公なんだから画面上では大きくてもいいんだ!とか。

そして、それぞれの役割を考えるのもとても楽しかったです。
厚子は行動的だしfoursquareその他の外出時用アプリだよね、
セリフは攻撃的に「Go Out !」にしよう、などなど。

だがしかし、楽しい作業もそこまでで。
各ボタン間の黒帯のサイズ調節に思いがけず手間取ったのだった。
手間取ったというか、最終的には諦めたので、左右両端の黒帯だけ狭いんだよ。
こんな些細なところですごく時間を食って、一気に疲れたんだったな確か。

ところがですね、これは作るのに1週間ほども!かかったわりに、
あまり気に入らなくて。1月しないうちにお役御免となってしまった。

まず、2画面てのはわたしには使いにくかったんだよな。
当時は9巻まで発行されていたので、9人で3画面という構想もあったんだが。
あと時計がパッと見分かりにくい。おもしろいフォントだけど、実用的ではなかった。

4代め


反動でまたシンプルな1画面に。またしてもファンシー路線。

これは3代めの単純な焼き直しです。
ショートカットの種類と数は同じで、サイズを小さくして1画面に収めた。
ウィジェットも、フォントとボタン画像を差し替えただけ。
壁紙や画像はまたしても拾い物です。ごめんなさい。
というわけなので、ほとんど語ることはない。

ないんだが、ここでわたしのホーム画面制作熱が冷めてしまったんだな。
聖飢魔IIをモチーフにして、カレンダー表示は魔暦で!とかね、
アイディアはいくつか思い浮かんだりしてたのですが。

日付を見ると、1年もこのホームを使ってたわけです。
途中で、ホームアプリだけは、軽量と評判のLightning Launcherに替えたんだが、
そして、初めに挙げた5代めに至る。




今回なぜこんなにシンプルなホーム画面に原点回帰したのかというと、
一つは、1月後に迫ったF1日本GPに備えて、
バッテリ消費をできるだけ減らしたかったからだ。

なんと異常なことに、上記4代め程度の表示内容でも
ちょっと使っただけで半日ちょいで充電切れとかね、困ってたんですよ。
去年は道を調べるのにGoogleマップを見られなかったりしてすげえ困ったんですよ。

そこでここ半月ほどずっと
Glaejaの代わりにAdvanced Clock Widgetや何かを使ってみたり、
ホームアプリをListener Launcherに替えてみたり、
いろいろ試したけれどもあまり変わらなかったんですよね。

やはり、ホームアプリはLightning Launcherが一番で、
その上でGlaejaの内容を軽くすることで、
電池消費を抑えられるのではないかと考えた。

もう一つは、ホームからアプリを立ち上げることがほとんどなくなったからだ。
Overlay Launcherというサブランチャーをインストールして以来、
ほとんどの操作をこのアプリから行うようになったので、
並べたショートカットも全く使わなくなっていたのだった。
ホームでは最低限の情報が確認できれば充分だな、と。

実は、各ホーム画面の左端中央下あたりに
もれなく薄い色の短い帯があるのですが、
これがそのOverlay Launcherの起動スイッチです。
すげえ便利なアプリだからみんなもインストールするがいいさ。
後継のSmart Task Launcherが開発中とのことで、今後が楽しみです。


というわけで、次回は、「Glaejaでウィジェットを作ってみた」な記事を書きます。

拍手[7回]

カメラアプリ「Cameringo」フィルタ効果見本一覧

前々回前回の記事からの続きです。

長い前振りでしたが、ようやく、Cameringoフィルタ効果見本一覧の公開です。
効果を比較できるように、マウスオーバーでオリジナル写真を表示します。
また、画像をクリックすると別ウィンドウで原寸画像を見ることができます。

右から2枚めの写真は、D. Sharon Pruittさんが2008年に発表された「Girl With Vintage Pin Curl Hairstyle Top View」。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示 旧2.0のもとに使わせていただきます。
一番右の写真は、Worldizenさんが2010年に発表された「Dreamland」。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示 - 継承 旧2.0のもとに使わせていただきます。

画像は全部で95枚、非常に重くて長い記事ですが、それではどうぞ。

original



tiramisu

tiramisu

lomo+

lomo+

lo fi

lo fi

hi cross

hi cross

vivid

vivid

holga

holga

analog

analog

zenit

zenit

s-xpro

s-xpro

summer

summer

smena

smena

retro fi

retro fi

vintage

vintage

vintoy

vintoy

lomo LC-A

lomo LC-A

teknicolor

teknicolor

super 8

super 8

crt tv

crt tv

bar pepe

bar pepe

yarest

yarest

glowy

glowy

bw

bw

dramatic

dramatic

paparachi

paparachi

chroma

chroma

sepia

sepia

sepia b

sepia b

1930

1930

cartoon

cartoon

retoon

retoon

grunge

grunge

softoony

softoony

linik

linik

old toon

old toon

sorolla

sorolla

acuarela

acuarela

waterita

waterita

monet

monet

renoir

renoir

van gogh

van gogh

simona

simona

naruto

naruto

groovy

groovy

pencil

pencil

neon

neon

red neon

red neon

silueta

silueta

zombie

zombie

waxa

waxa

papiro

papiro

da vinci

da vinci

draft

draft

comic

comic

slices

slices

yes we can

yes we can

art toons

art toons

art toon x

art toon x

troll

troll

artista

artista

greco

greco

pop art

pop art

dotty

dotty

neo film

neo film

old print

old print

halftone

halftone

blocks

blocks

mosaic

mosaic

darko

darko

x rays

x rays

infrared

infrared

thermal

thermal

diablo

diablo

negatron

negatron

ghost

ghost

fish eye

fish eye

wangle

wangle

wide

wide

unreal

unreal

wondero

wondero

implode

implode

tiny planet

tiny planet

cubo

cubo

fat

fat

loko

loko

moskito

moskito

mirror

mirror

kalido

kalido

kalido 2

kalido 2

mash

mash

strip

strip

collage

collage

collage x

collage x

collageto

collageto

sphere

sphere

拍手[6回]

カメラアプリ「Cameringo」見本作成準備編

前回の記事からの続き。
CameringoというAndroidのカメラアプリが気に入ったので、
フィルタ効果見本一覧を作りたいな、というところまで話しました。

まず準備したのは5枚の写真。

1枚め、自分で撮った写真。撮影はもちろんCameringo。



よく、デジカメWatchの新製品紹介なんかで、
試し撮り見本に色鉛筆の写真を撮っているのに(なぜか)憧れていて、真似してみた。
こうして見ると、やっぱ、撮影したもの自体は特に優れていないなあ。荒い。

ところで、あとからちょっと反省したんだけど、
真上から全体が均一に平行に写るようにしたほうがよかった。
「画面上で一番多い色味を拾って効果を付ける」
みたいなフィルタもあるかもしれないので。

2枚め、かつてVQ1015 Classicで撮った写真。

090824_VQ018

色鉛筆だけじゃなんなので、風景写真で効果を試してみたいな、
それならいかにもトイカメラっぽい画像がおもしろそうだな。
空写真みんな好きですよね。それと街中の何気ない風景。
見本としてはぴったりな写真じゃないか、と、これを選択。いや自画自賛?

3枚め、かつてデジタル一眼で撮った写真。

100624_113

風景の他には、動物や植物を撮ったものも欲しいな、
青の次は緑が多い画像でどういう効果が出るか試してみよう。
緑と赤でコントラストがパキッとしているので、そこらへんも試せるな、と、選択。
これをPIXLR EXPRESSで正方形にリサイズして使いました。

4枚め、Flickrで探した人物写真その1。

Girl With Vintage Pin Curl Hairstyle Top View
© 2008 「Girl With Vintage Pin Curl Hairstyle Top View」 by D. Sharon Pruitt

無機物だけじゃなくて! やっぱり人間の写真も欲しくなったんですよ!
でもわたしは人物写真は撮らないので。自撮りもしないので。
Flickrで、クリエイティブ・コモンズで使える写真を検索し、
その中からかわいいなーと思ったこちらを選択。
黄色基調というのも上記3枚とは違うし、線が多い絵なのもおもしろい効果を試せそう。
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5枚め、Flickrで探した人物写真その2。

Dreamland
© 2010 「Dreamland」 by Worldizen

こうなると人間の顔が写っている写真も欲しいよなあ、と、さらに検索。
色は2枚めの遮断機の写真と似た青ベースだけど、
こっちはちょっとスモーキーなので、また違った感じになるかもしれない。
ただ、そのままでは暗過ぎたので、PIXLR EXPRESSで明るさ補正して使いました。
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さて、これら5枚の写真をですね、
  1. それぞれCameringoでフィルターをかけて保存、5枚×94種、つらかった。
  2. できた画像をPCに移してRalpha Image Resizerで縦400pxにリサイズ。(本当は原寸大じゃないときちんとした比較検証にならないと思いますが、ブログのサーバー容量が心配だったので。お許しください。)
  3. 各フィルター結果ごとに、5枚ワンセットとして、JTrimで連結。(これも、上記同様に、連結ソフトによっては画像の劣化変質などあってきちんとした比較検証にならないと思いますが、上記同様にお許しください。)
できあがりー。お疲れ様でしたー。ハァハァ。

ちなみに、思い立ってから、ここまでの作業を終え、
さらにブログにまとめるまでで3日かかった。
特にHTMLリンクを作るのが面倒だったなー。

手順が悪過ぎるというか、同じ作業の繰り返しなんだから、
きっと何かそういうバッチ実行?のできるフリーウェアなどをうまく探せば
もっと簡単に済んだんだろう。

あと忍者ブログではファイル名に制限があって
半角英数字・ハイフン・アンダーバーしか使えないというのも痛かった。
事前にいろいろときちんと調べて準備をしておけばよかった。今後の課題である。


というところで、次回の記事に続く! 次はいよいよ見本一覧の掲載です!

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