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わたくしことkanakanaが、思ったことを書き散らす場です。

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「イムリ」1・2巻を読みました。

イムリ 1巻 (BEAM COMIX)     イムリ 2巻 (BEAM COMIX)

 「ぶっせん」で大ハマりした三宅乱丈の新刊。この人の作品はわたしにとって好き嫌いの幅が広過ぎる。前述のぶっせんに加えて、「北極警備隊」「ヒーローズ」は大好きなのです(後者は原作付きだが)。イムリは「ペット」寄りの内容だということだが、どうだろうか。連載では全然追っかけていないので、不安に思いつつも、とりあえず単行本は買いました。

 結論を言うとあまり好きではなかったです。
 話は面白い。不思議な世界で不思議な人たちが不思議な力を使って生きていく。世界も人も力も、作者の異常な脳内を余すところ無く表現しておると思う。三宅乱丈はどうしてこうも変なことを発想できるんだろうなー。
 だけど一つ不満を言うならややこしさだ。一読しただけでは理解しにくい世界観のややこしさ、それは特に気にならない。いきなり全てを理解できない物語は世の中にたくさんある。しかし、それを読み解くために、再度読み返そうという気力があんまり起こらない。
 それは絵柄がややこしいからだ。筆で描いたような独特の絵柄は、いつもは魅力的なのだけれど、背景とキャラとが渾然一体として読みにくいことが多々ある。そしてさらに今回は、なぜかキャラ同士の区別がつきにくい。名前がカタカナだと覚えにくいという理由もありつつ、特に序盤ではデュルクとガヴィドとを見失ってしまって大変だった。
 今思うと、髪形が違うから2人は簡単に見分けられるんですよね、なのに初読時は必死だった、どうしてだろう。世界観に飲み込まれずに読もうとするので精一杯で、キャラの理解は二の次、と、無意識に姿勢を定めていたのだろうか。そして3巻も引き続き読むつもりです。まだまだ気になることが解明されていないのに、絵柄だけでここでやめてしまってはもったいないと思うので。

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「もやしもん」5巻を読みました。

もやしもん 5 おまけ付き―TALES OF AGRICULTURE (5) (プレミアムKC)     もやしもん 5―TALES OF AGRICULTURE (5)

 本日発売の「もやしもん」5巻を購入。通常版のほうが表紙の色合いが綺麗な気もしたのですが、まあ、通常版・特装版と並べられていれば、後者を買ってしまうよ。2chのもやしもんスレによると、中身の違いは、ストラップの有無・カバー・帯・値段、に加えて、以下の点だそうです。>>656>>670に感謝。

  • カバー裏
    • 通常版:アニメ設定画、長谷川
    • 特装版:アニメ設定画、武藤(と沢木)
  • 最終ページ
    • 通常版:誰にでもできるプロフェッサー三上の17連コンボ
    • 特装版:【農志会】イネくんイネちゃんのヒミツ第一稿

 ちなみに、4巻が「限定版」だったのに対し、今回の5巻は「特装版」。本誌171ページの注によると、限定版は一回こっきりってことで特装版は増刷するかも、という違いがあるのだそうです。「REVOLTECH EXPRESS」のもやしもん特装版が出た!という記事を読むと、出版(&フィギュア)業界の仕組みが少し分かるかも。

 内容ですが、相変わらず展開が激しいというか、悪く言えば右往左往しているというか。しかしこういう作品は嫌いではなかったりする。思い返せば自分の学生時代も、それなりにバタバタしつつもそれなりに平穏だった。事件によって進むのではなく、緩やかに上下する生活で成り立っていた。
 「もやしもん」が沢木の成長譚であるならば、何かが起こるようで起こらないもどかしさは、むしろリアルなのではないかと思うのです。劇的なシーンがあるから成長が映えるのではなく、何気ない会話の中で気付いて成長していく感じがいい。平凡でない能力を持った平凡な子供の日常は、案外こんなもんなんじゃねえのかな、と思うのです。

 とはいえ! やはり2巻を初めて読んだときの昂揚は捨てがたい。つまり、美里先輩好き好きー。
 5月に発売されたコンティニュー・スペシャルという雑誌の対談にて、作者の石川雅之さん自身が「6巻で終わりです」とおっしゃったそうですが(こちらを参照)、となると今冬発売予定の次巻が最終巻なわけですが。次巻予告を見ながら、先輩ズの活躍を大期待しておる所存です。

070624追記
 もやしもんスレに、通常版と特装版との違いがさらに詳細に報告されていました。935さんありがとうございます。
070722追記
 amazonに画像が追加されていたので貼っておきます。左が特装版、右が通常版です。

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「新世紀エヴァンゲリオン」11巻を読みました。

新世紀エヴァンゲリオン (11)

 本屋に行ったら、「新世紀エヴァンゲリオン」11巻がいつの間にか出ていました(18日発売だったらしい)。本放映からこれだけ時間が経っていると、さすがにあまり情熱も感慨もなかったりしますが、一応購入。
 よく、アニメ版とマンガ版とは違うストーリーを持つ、と言われているようですが、わたしはあまりそうは思っていません。アニメ版で描き切れなかったところを、マンガ版では丁寧に解説してくれている、と解釈しています。今巻で言えば、シンジとカヲルの関係などがその部分かと。(参考リンク、Wikipediaの当該項目。)
 心配なのは劇場版との絡み(?)です。今秋から公開される劇場版が完結するまでに、果たしてマンガ版は円満に連載終了できるのかどうか! 劇場版でさらに新解釈が成されるならば、マンガ版はどうなってしまうのか! もはや情熱が無いと言いつつも、結末を心待ちにしています。

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「未来町内会」2巻を読みました。

 「未来町内会」2巻を読みました。というレビューを書こうかと思ったのですが、あんまり書くこともないね。まぁおもしろかったよ。「まぁ」とか言うと投げやり感が漂うけれども、そういう意味ではないよ。
 だいたい、のなーに限らず面白いギャグマンガというのは、あれ、一般層の笑いのツボを狙ってやってんのか、適当さがわたしのセンスにジャストフィットなのか、分からない。もちろん絵柄も嫌いじゃないし、無理に「この脱力感がいい! オススメのマンガです!」とは言えないというか言わないというか。
 分かる人だけ着いてきてくれればいいのさ、とか、分かる人はお友達になりましょうよ、とかっていうのは選民思想なのかしら。

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「トッキュー!!」15巻を読みました。

 原作:小森陽一・漫画:久保ミツロウ、「トッキュー!!」15巻を読みました。
 この巻に掲載のあたりからマガジンを読まなくなっていたんだなあ、1話目からいきなり見覚えがない。話もちょうど前巻でいったん一区切り、この巻では新章からの始まりとなったこともあって、新鮮な気持ちで読めた。正直に言えば、このマンガは連載で毎週じりじりさせられるのが楽しい作品なのだが。
 しかし久保ミツロウは相変わらず話の緩急が上手いなー。この巻では特にそれを感じました。シリアスな長期的ストーリーと、合間合間に挟まれるテンポのいい短期的ギャグと、両面を併せ持ってマンガとして成立させているのが美しい。前作「3.3.7ビョーシ!!」もそういう構成だったので、原作者ではなく漫画家の力量に拠るのだろうと思う。
 マガジンの公式サイトでは、トッキューの連載第1話をまるごと読むことができますよ。講談社太っ腹。

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