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わたくしことkanakanaが、思ったことを書き散らす場です。

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「むつみ荘101号室」を読んでいます。

 ネット上のマンガってあまり好きではなかった。玉石混交なのはともかく、画面の大きさとか、見る環境によってずいぶん印象が変わっちゃうから、というのがその理由。紙に印刷されて出来上がるマンガとは、別種のものだと考えていたのです。
 しかし、むつみ荘101号室という作品に出会って意見が変わりました。

いまから少し前の東京を舞台にした、ある若者の物語です。

 主人公ハルオの登場人物説明には

フリーター。大学生活4年間を日当たりの悪いアパートでひきこもりとして過ごし、突如退学、上京。
頼りは幼い頃の特技「絵を描くこと」だけ。両親にはマンガ家になるために上京したいと説得したが、マンガはまだ一度も描いたことがない。
現在の夢はイラストレーター。

とあるのを見てもお分かりの通り、要するにダメな人のダメな日々を描いた作品です。
 この作品の素晴らしいのは、ハルオに感情移入できてしまえるからだけではなく、わたし好みのすっきりした絵や、絵柄での感情表現が豊かな部分。4コマは描画範囲が狭いから、台詞での表現が限られてくるのだなあ、と気付きました。
 作者の方が体調不良ということで長らく中断していましたが、先日執筆が再開されて喜びました。毎回非常に楽しみに読んでいます。興味のある方はぜひどうぞ。

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マンガのネタバレは在って無きが如し

 マンガ板などで「公式発売日までネタバレすんな」という書き込みをよく見かけますね。そうです2chの話ですよ。で、この場合の「ネタバレ」というのは、物語のあらすじを書かれてしまうこととイコールであるかと思います。
 このブログでも一応、本やマンガの感想を書くのには気を遣っておりまして。「これ以降はあらすじ以上の内容に触れて書きたいな」と思ったときには、「以下ネタバレ」とリンクを貼るようにしています。これで、*一応* ネタバレをいきなり目にしないように対処しているつもり(検索サイトから直接各エントリにいらした方はこの限りではない。ごめんなさい)。

 しかし本来的にネタバレというのは仕方がないものだとも思っています。作品の内容について調べようと思えば、その作品をすでに鑑賞し終えた人の感想をあてにしなければならない部分が大きい。それは即ち、大なり小なり、ネタバレを読まなければならないことだと思うのです。
 さらに、本ではなく、マンガやアニメや、つまり文字情報以外の情報を含む作品についてのネタバレは、ネタバレとは言えないのではないか、と思います。あらすじだけを文章で書いてあっても、当該作品の大部分は文字ではない。ならば、あらすじを知ってしまうことは、作品を鑑賞する意義を失わせるものではないと思うのです。

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「ひまわりっ~健一レジェンド」4巻を読みました。

ひまわりっ~健一レジェンド~ 4

 半年前まで狂ったように読みふけっていた東村アキコ作品。「ゑびす銀座天国」がとても素晴らしい作品だったので、そのスピンオフとも言える「ひまわりっ」も、何度も読み返していた。んだけれど、そろそろ熱も落ち着いてきた。
 1巻は父の健一に振り回される日常を描いたコメディ、だけど2巻3巻と進むにつれ、アキコと健一2号の恋物語にシフトしてきて期待の展開、と思いきややっぱりギャグマンガ。ギャグでもあり恋愛ものでもあるストーリーが面白い、という意見よりは、ギャグでもなく恋愛ものでもない中途半端さがつまらない、という意見のほうが同意できてしまう…。
 失望したという意味ではないんですよ、我ながら続刊も買うとは思うんですよ。だけどもっとアキコのかわいい笑顔と健一2号のかっこいい姿を見たいので。まあ、東村アキコの恋愛マンガを読みたければ「きせかえユカちゃん」があるからなあ。

きせかえユカちゃん (1)

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