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ネット上のマンガってあまり好きではなかった。玉石混交なのはともかく、画面の大きさとか、見る環境によってずいぶん印象が変わっちゃうから、というのがその理由。紙に印刷されて出来上がるマンガとは、別種のものだと考えていたのです。
しかし、むつみ荘101号室という作品に出会って意見が変わりました。
いまから少し前の東京を舞台にした、ある若者の物語です。
主人公ハルオの登場人物説明には
フリーター。大学生活4年間を日当たりの悪いアパートでひきこもりとして過ごし、突如退学、上京。
頼りは幼い頃の特技「絵を描くこと」だけ。両親にはマンガ家になるために上京したいと説得したが、マンガはまだ一度も描いたことがない。
現在の夢はイラストレーター。
とあるのを見てもお分かりの通り、要するにダメな人のダメな日々を描いた作品です。
この作品の素晴らしいのは、ハルオに感情移入できてしまえるからだけではなく、わたし好みのすっきりした絵や、絵柄での感情表現が豊かな部分。4コマは描画範囲が狭いから、台詞での表現が限られてくるのだなあ、と気付きました。
作者の方が体調不良ということで長らく中断していましたが、先日執筆が再開されて喜びました。毎回非常に楽しみに読んでいます。興味のある方はぜひどうぞ。