忍者ブログ
わたくしことkanakanaが、思ったことを書き散らす場です。

FOE

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

京都アートフリーマーケットに行ってきた

先週末は京都アートフリーマーケットというイベントに行ってきました。

とあるブログに、これこれこういうイベントに出店します、と書かれていたのを見て、
興味を持って調べてみたらなかなかおもしろそうだったので
たまには外出もするか!と気合いを入れて街中まで出かけてきた。

公式サイトでは
京都アートフリーマーケットは、京都で活動する若手作家・職人のためのイベントです。
と書かれているのみで、どんなイベントなのかあまりよく様子が分からないのだが
検索したら動画があったよ。去年のものだけど。



動画には建物内のブースしか映っていないが、会場一覧の通り、
そもそも会場は1箇所ではなくて、また屋外ブースもあったり、
ぶらっと三条を歩きながらいろいろな作品を楽しめた。
もっと広範囲なら周辺のお店的にもさらに役立つイベントなのかも。歩き疲れるか?

ちなみに公式サイトの分かりにくさはそれだけではなくて
出展者ブース紹介のページがもっと充実してればいいのにと思ってたら
各作家名クリックでリンクが張ってある。しばらく気付かなかった。

回った感想。

ジャンルはいろいろ。アクセサリーあり、イラストあり、陶芸や家具まで。
編み物の出展があるといいのになーと思ったが、それはなかったけど、
様々な「アート」に触れることができて、個人的にはむしろいい機会だった。

作品の質は、非常に失礼で上から目線な言い方ではあるが、ピンキリ。
素人目にも「これはちょっと仕上げが雑じゃ?」と思ってしまうようなものを
しかも片手で数えられるほどしか並べていないブースなどもあった。

それでもとても強く印象に残ったのが、とても楽しそうなことだった。
つまり、とにかく作品を作るのが好きだったりそれを媒介に誰かとお喋りしたり、
そういうのが楽しいこともあるんだよなー。という、めちゃくちゃ当たり前のこと。
完成度の高い作品を売れるぐらいになりたいという、わたしの(無意識の)目標、
それを目指している人ばかりではないんだ、ということ。

なんでわたしは編み物が楽しいんだろう?とずっと思っていたが
そうか、わたしはまず第一に、何かしら自分の技術を磨きたいんだ。
そして、できることならその磨いた技術で生計を立てる人生を送りたいんだ。
と。そういう自分の根幹に気付けたことが一番の収穫であった。

その収穫が嬉しかったんでなんか記念に欲しいなあと散財してしまったよ。



2013/06/07追記
2013-03-26 15:10:45 Jさんより拍手コメントをいただきました。
おーいらしたことがあったですか! それはまた奇遇。
場所も人々も、なかなか楽しい雰囲気のイベントでした。

拍手[2回]

PR

M1RとM1Lとの違い

英文パターンで増目を示す表記はいくつかあって
Knitting Increases | KnittingHelp.comなどを見るとその多彩さが分かるが
中でも、よく使われる「M1L」と「M1R」がややこしい。

基本的な方法はM1LもM1Rも同じで
目と目の間の糸(いわゆるシンカーループ)をすくって1目編み出すというもの。
左針で拾う / 右針で編む のが、前からか後ろからか、という点のみが異なる。

つまり、これらは、日本語で言うところの「ねじり増し目」を表す略記なのだが
編み地の左右で適したテクニックを使い分ける必要があり、
編んでいると、どっちがどっちだったか、いつも分からなくなる。

のちのち綴じるときのやりやすさのために使い分けをするのだそうだが
1目増えるという結果は同じなので、面倒ならどっちでもいいらしい。
とは言え綺麗に仕上がるほうが断然いいのだし、折角の機会なのでまとめておく。


M | Paws@Workによると、M1Lは「make one left」で
左に傾くねじり増目。右の針にかかった目と左の針にかかった目の間の糸を左の針で前からすくい、右の針を後ろから入れて編む。
日本語のねじり増し目右側だ。
(思うに、英語では「left」なのに日本語では「右」なのがややこしい原因だよなあ。)
動画での解説も見つけたので貼っておきましょう。


同じくM | Paws@Workによると、M1Rは「make one right」で
右に傾くねじり増目。右の針にかかった目と左の針にかかった目の間の糸を左の針で後ろからすくい、右の針を手前から入れて編む。
日本語のねじり増し目左側。動画解説は


ちなみに、上でリンクを張った「毛糸ピエロ」のサイトでは、
裏目ねじり増し目も説明されている。
ねじり増し目(裏目)右側ねじり増し目(裏目)左側


ところで、編み物初心者の強い味方であるたた&たた夫の編物入門によると、
編み始め(右側)の増し目は(1)の方法、編み終わり(左側)の増し目は(2)を使います
とあるのだが、これは逆ではないかと思う。
手持ちの基礎本を全部ひっくり返して確かめたが、
やはりたたさんの間違いのようだ。弘法にも筆の誤り…?

拍手[13回]

海外式作り目テクニックと、Cable Cast onの裏目

2chハンドクラフト板、編み物質問スレの過去ログより。

作り目をしっかりさせたい時はもっぱらCable Cast-On
作り目をごろごろさせたくない時はKnitting-Onで
後から目を拾う時はSingle Cast-Onで別糸を使わずそのまま拾う

「Cable Cast-On」は、目の間を編み出す方法。
「Knitting-On」(Knitted Cast-On)は、直接針に編みつけていく方法。
「Single Cast-On」は、巻き目。

作り目にもいろいろな技法があるけれども、いまいち違いを実感できないな、
と思っていたときにこの書き込みを見て、ほほうなるほど、と実践していた。


ところで、棒針編みでは通常、右手に持った針から伸びた糸を、左手の針ですくって編んでいく。
ところが、作り目だけはそうではなくて、左手に持った針に糸を掛けていく。

さらに話は変わりますが、編みかけの途中で複数目の増目をする必要が出てきた場合、
基礎本ではよく巻き増し目というテクニックが紹介されている。
これは、右手に持った針から伸びた糸を右手に持った針にそのまま掛けていく方法。

だけどわたしはこの巻き増し目がすごく苦手なのですね。
「伸びやすいので注意」という記述をよく見かけるが、その通り伸びまくってしまう。
なので最近は、初めに書いた作り目で代用(?)していた。

増し目の部分まできたら、
両手の針を持ち替え(編み地を裏から見ることになる)、
左手に持った針から伸びた糸を左手に持った針に掛けていく。
必要目数分の作り目が終わったら、
再度、両手の針を持ち替え(編み地を表から見ることになる)、
続きは通常通りに編んでいくというわけ。

しかしそうすると一つ問題がありまして。
Cable Cast-OnやKnitting-Onは、表目を作るテクニックだという点だ。
つまり、編み地を表から見返したときに、裏目ができてしまっているという点だ。
ほんの一部だし気にしない方針で来たけれど、やっぱりちょっとかっこ悪い。


ここでようやく本題に入りますが
そこで今回はCable Cast-Onで裏目を作る方法を検索しましたところ
次のような参考動画が見つかりました。



これは正確にはCable Cast-Onで1目ゴム編みの作り目をする方法だが、
この中の裏目を編み出す部分を応用すればいいのだと気付いた。

要は、Cable Cast-Onで裏目を作るには、
普通に裏目を編むのと同様に向こう側から針を入れて、
ただし針を入れる箇所は目の間。ということです。

拍手[9回]

分散減目・分散増目の計算方法方程式

編み物の技法の一つに、「分散減目/増目」というものがあるのですが、
その割り出し方法を方程式にして解説しているサイトが見当たらなかったので記しておく。
参考:たた&たた夫の編物倶楽部 - フォーラム

分散減目とは何か。についても、書こうと思ったんですけど、
適切な図を併記しないとどうにもうまく説明できない。
そしてそういう適切な図を準備することがなかなか難しい。ので割愛。


分散減目の方程式

a目からb目減らしてc目にする場合、以下の計算をしてxとyの値を求める
 a÷b=x余りy
必要なのは、以下の4つの数値
 ・x
 ・b-y
 ・x+1
 ・y
「x目おきに1目減らすのをb-y回、x+1目おきに1目減らすのをy回」
これを、1段の中で均等になるように適当に振り分ける

ex. 114目から26目減らして88目にする場合
 114÷26=4余り10
必要なのは、以下の4つの数値
 ・4
 ・26-10=16
 ・4+1=5
 ・10
「4目おきに1目減らすのを16回、5目おきに1目減らすのを10回」
→(4×16)+(5×10)=64+50=114
※1目ずつ16回+10回減らすので、全体で26目減る

これを、1段の中で均等になるように適当に振り分ける
例えば 3 44545 44545 44545 44545 44545 1 という具合
(3は1目編んで二目一度、4は2目編んで二目一度、5は3目編んで二目一度、1は減らし目無しで1目。ちょっと分かりにくい表記ですみません。)

分散増目の方程式

a1目からb1目増やしてc1目にする場合、逆に考える
 c1=a、b1=b、a1=cなので、上記減目の式に代入してc1+b1=a1
 c1÷b1=x1余りy1
必要なのは、以下の4つの数値
 ・x1-1
 ・b1-y1
 ・x1
 ・y1
「x1-1目めに1目増やすのをb1-y1回、x1目めに1目増やすのをy1回」
これを、1段の中で均等になるように適当に振り分ける


ててててろてててろ
2目と3目の振り分けをメモっていたら、「て」と「ろ」のゲシュタルト崩壊を起こした。
余り付き割り算はいつもこちらを利用させていただいています。ありがとうございます。


2013/06/07追記
2013-06-04 Sさんより拍手コメントをいただきました。
コメント、本当にありがとうございます。
この式はきっと世の中の多くの方が必要としているだろうと思ったのですが、
気合いを入れて内容をまとめたわりには反響が薄く、
「分かりにくかったかなあ…」と心配していました。
なにせ、わたしも数式を書くのなんて数(十)年ぶりでしたので!

2013/12/21追記
2013-12-21 Sさんより拍手コメントをいただきました。
コメント、ありがとうございます!
簡単にまとめただけなので、どうしてそうなるのかという
根拠・理論の部分にはあまり触れることができませんでした。
完全無欠の文系のくせに、数学的解説に非常に憧れるのですけど、
早見表的に使うにはこのほうが単純でいいですよね!
ということにしておこう…。

拍手[86回]

Dストール編んでおります

 書きかけの記事が数日まとまらないので、写真も貼らずに穴埋め文章とな。
 3月半ばに編み始めたストール、のんびりと鋭意制作中です。意外と寒さが続いているとはいえ、さすがにこのもふもふっぷりでは、いくら急いで完成させたところで今季はもう使えまい。
 昔、本だったかどなたかのサイトかブログだったか、「1段でもいいです。その代わり毎日編みましょう。編み物と楽しく長く付き合っていくポイントです」というような言葉を目にして、とてもしみこんだ。
 500段のストールだって、毎日1段なら1年半で必ず編み上がるんだ。

拍手[1回]

        
  • 1
  • 2
  • 3