忍者ブログ
わたくしことkanakanaが、思ったことを書き散らす場です。

FOE

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「図書館内乱」を読みました。

 先日、1作目の「図書館戦争」を読んで大変おもしろかったので、続刊の2冊もさっさと買ってきた。ちなみに、あとがきによると、あと1作でシリーズ終了なのだそうです。好きな本を見つけた途端に間もなく終わってしまうことを知らされるのは、ちょっと悲しいなあ。
 まず、2作目「図書館内乱」の感想。

図書館内乱

拍手[0回]

PR

「図書館戦争」を読みました。

 有川浩「図書館戦争」(メディアワークス)を読みました。面白かった。

図書館戦争

 評判を聞いてから、あちこち検索してレビューを読んでみたりしたところ、これは図書館とその敵対勢力との戦争を描いた作品らしい。どうやら椎名誠のSFに近い雰囲気を感じる。Twitterでも書きましたが、短編集「雨がやんだら」に収録された「巣走屋本店」は、本屋さん同士の商業戦争を描いた作品。長編「アド・バード」は、広告戦争をそのものズバリの戦争として描いた作品。
 当時、比喩として戦争という言葉を使っているところを、じゃあ本当に戦争として小説にしちゃおうぜ、って発想に驚いた。作品内容とは少し離れた感想だが。わたしがいかに言葉の使い方に縛られていたのかを考えさせられたりしてね。言葉遣いに過剰に敏感になのは、思えば椎名誠作品に影響されたからなのかもしれん。しかしもう発行されてから20年近く経っているんですな。
 どうでもいいのですが「巣走屋本店」のタイトルが思い出せずに苦労した。この作品のタイトルが知りたい!@SF板を見ても載っていなかった、まああんまりSFらしいSFを読んだ経験があるわけでもないんだけど。

 分厚くて読み応えがありそうで手に取った時点でわくわくします。あと表紙が綺麗、というかかっこいい。エンボス加工っていうのか。ハードカバーの小説を買うのは恥ずかしながらとても久し振りだったりします。だって高いから…。前述の椎名誠はそれこそ大好きでハードカバーと文庫版と両方買うぐらいだったけれど、それはもう昔の話だ。
 わたしはあとがきから読む派です。誰かがどんなに薦めていても、とりあえず本屋では最初の数ページとあとがきとをパラ見してから、購入するかどうか決定します。「おもしれーっつってたのにウソじゃんよ! 裏切られた!」みたいな理不尽な怒りを覚えずに済む。誰に対して理不尽かというと、これはもうまごうことなくわたし自身が理不尽なんですわ。

 というわけであとがきを確認。あとがきの文体が少々気に入らない、ちょっとはっちゃけすぎー。とりあえず「月9連ドラ風」というようなことが書かれている。ということはこれはやっぱり、ラノベに近いノリなんだろうなあ。
 初めの数ページを確認。数行目でだいたいこの物語の背景が分かる。おもしろそうだ。というわけで購入決定。最初からほぼ買うつもりで心を決めて本屋に赴いているのだから、確認するのは財布に対するプレッシャーの後押し行為に過ぎないのである。

拍手[0回]

        
  • 1
  • 2
  • 3