忍者ブログ
わたくしことkanakanaが、思ったことを書き散らす場です。

FOE

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

数(十)年前の思い出

昔、かなり熱心に、とあるバンドのおっかけをしていた。
全国ツアーもできる限り足繁く通って、入り待ち出待ちはもちろん、
とある曲で今や定番となっている振り付けも、わたし達が発祥だと自負する。
その程度の熱心さ。(「かなり」だろうか? 「その程度」だろうか?)

顔と名前を覚えてもらったりはしたんだけど、
あまり、メンバーと仲良くなろうという感じではなくて、
なんつーかシャイだったんですかね。
「今日もお疲れ様でした! また次のライヴ待ってます!」
「あー、ありがとー」
というやり取りを楽しみにしている程度であった。
わー、かわいいー。

とあるイヤな出来事があって、ある日突然おっかけはやめてしまったんだけど、
本当にある日突然、もういいや、と、パタリと情熱が無くなってしまったんだけど、
最後はイヤなことがあったけど、それまでは楽しい思い出を作れていたわけで、
そして、バンドの黎明期を支えたのはわたし達だ!という、妙な自負があって、
CDは、全く聴けないのに処分もできなかった。

どころか、実は、その後の新譜も、開封もしないくせに購入したこともある。
わー、気持ちわりいー。…いや、マジで…。
「支えてる」つもりになってたんですよね。我ながら昏い情念だ。
こういうのを、まさしく「痛い」と言うのだなと思います…。


さて本日のことである、朝からよく働いて気分的に勢い付いたので
唐突に久々にそのCDを引っ張り出してきてエンコードしてみた。

試しに1曲聴いてみたら、意外にも特にイヤな気持ちにはならなかったのだが、
もっと単純に、今のわたしの耳には合わなかった。
ので聴くのやめた。実にカジュアルに停止ボタンを押した。

好きだったことや楽しかったことは、覚えているし、確実に事実なんだけど、
じゃあどのように好きで何が楽しかったのか、それは全く覚えていない。
もはや、心配していたほどのダメージは残っていなかったけれど、
期待していたほどの糧にもなっていなかったんだな、と、残念でもある。

まあ不思議ですよね。という思い出話。


2013/06/28追記
2013-06-27 Jさんより拍手コメントをいただきました。
昔好きだったものを楽しめないのは、もったいないかも。と思いました。
大袈裟に言うと人生の楽しみを一つ無くしてしまったわけで。機会損失?
でも、無理矢理好きでい続けることもできないしなぁ。
イヤな思い出云々はさておき、歳取るといろいろ変わりますね。

拍手[1回]

PR